レバークーゼン等で活躍し、昨シーズン限りで引退した元ドイツ代表のシュテファン・ライナルツ。今年の欧州選手権TV中継では試合後の分析コーナーなどで活躍していました。彼がセカンドキャリアに選んだのは新しい試合分析方法を提供するスタートアップ企業の設立。
彼の活躍を願い以下の記事を訳してみたいと思います。
2016年6月3日、90MiNに掲載されたAndre Oechsner氏の記事です。
Nach Karriereende: Stefan Reinartz hilft nun dem BVB und Joachim Löw
--以下、翻訳(訳し間違え可能性あり)--
引退後
シュテファン・ライナルツは今ボルシア・ドルトムントとヨアキム・レーブをサポートしている
27歳になったばかりでサッカーシューズを釘にかけたシュテファン・ライナルツ。体が日々プロ選手であることの負荷に耐えることができなかった、とエンゲルスキルヒェン生まれは語った。かつてのアイントラハト・フランクフルトの選手は今、第二のキャリアを始めようとしている。
バイヤー・レバークーゼン、1. FC ニュルンベルクそして1シーズンをアイントラハト・フランクフルトで過ごした後、シュテファン・ライナルツは一週間前に現役サッカー選手としてのキャリアを終えた。「引き金となったのは数多くの怪我でした。体中の至る所が軋んでいました。再び良くなるとは思えませんでした。」とビルト紙でライナルツは語った。
35歳になってまでピッチ上に立つために頑張っていたわけではないことは確かである。「私は他のことにも取り組んできました。例えば心理学の勉強を始めたり。しかしまぁ、こんなにも早く引退することは望んではいませんでしたが。」ヘルタ・ベルリンでプレーするイェンス・ヘーゲラーと共にライナルツはサッカーの後の人生に取り組んでいる。
「私たちは『インペクト(Impect)』という会社を立ち上げ、サッカーにおける新しいデータ収集の方法を開発しました。」ライナルツは誇らしげに「私たちは常々疑問に思っていました。どうしてボール支配率や一対一の勝率といった統計が試合の結果には反映されていないことが頻繁にあるのか。ベースとなるのは『敵を超える(Gegner überspielen)』という考え方です。どういうことかというと、シュートに至るまでに一人の選手またはチームが何人の敵選手を超えてプレーしたかを算出します。ブンデスリーガ全試合の86%においてこの値が良いチームは負けていないのです。」
彼の会社と共にライナルツは共感を得ている。このブンデスリーガ・デュオはすでに著名な顧客の協力パートナーの地位を手に入れた。「例えばドイツ代表とボルシア・ドルトムント。欧州選手権ではARD(ドイツ公共放送連盟)に私達のデータが使われます。」
--翻訳終わり--
本文に出てくる単語などを幾つかピックアップしてみたいと思います。
- etwas an den Nagel hängen; 〜を釘にかける、〜を中途で放棄する
- standhalten + Dativ; 〜に耐える、打ち勝つ
- die Laufbahn; キャリア、経歴、陸上競技のコース、トラック
- an allen Ecken und Enden; いたるところで
- krachen; 轟音を響かせる、音を立てる
- Daten erfassen; データを収集する
- widerspiegeln; 像を映す、反映する
- ermitteln; 調査して突き止める、算出する
- die Grundlage; 根底、ベース
- bei jemandem Anklang finden; 〜の共感を得る、〜の気に入る
- etwas(Akk) an Land ziehen; 〜を自分のものにする
- namhaft; 著名な、著しい
ライナルツたちが開発した"Packing"についてのImpect社オフィシャルの動画があるので、興味のある方は御覧ください。動画に出てくるミュラーの顔が可愛いです笑
それでは、Tschüs!!
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