2016年9月14日水曜日

TestDaFを解く5 Mündlicher Ausdruck Aufgabe 2

Grüß Sie!!
Aufgabe 2(以下、MA2と表記します)を解いていきます。
グラフは出てきませんし、誰かを説き伏せる必要もありません。
ごく僅かなポイントさえ抑えれば、かなり自由に話せる、ストレスの少ない問題です。
リラックスして準備していきましょう。



MA2の概要

  • シチュエーション:informell
  • 対話の相手:友人や大学の知り合いなど
  • 対話の人数:1人
  • テーマ:自分の国にまつわる簡単かつ日常的なもの、ドイツとの比較
  • 問の内容:自分の国にまつわること、自分の体験を紹介する
  • 準備時間:1分
  • 回答時間:1分
  • レベル:TDN3



私が受験した時の出題例(うろ覚えですが)

  1. 大学構内のベンチと話しているあなた。今日はドイツの文豪たちについて話しています。そんな折、友人のフランクがあなたに、「君の国で有名な作家って誰がいるの?」と聞いてきました。
  2. 食堂で友人ランチをしている時、友人のパウルが「君の国にはどんなことわざがあるの?」と訪ねてきました。あなたの国のことわざを挙げて、その意味とどのように使うかを答えなさい。
という、すごい角度からテーマがきて、若干焦りました。
そう、このMA2はテーマが広すぎるんです。予測がつきません。それが唯一の難点と言えるでしょうか。
ですが、自分の体験や自分の国について紹介するというのは、よくあるシチュエーションですので、慣れている方も多いのではないでしょうか。

では実際に問題を見ていきましょう。今回もTestDaFのHPに公開されているModellsatz 02を使用します。問題の音声は下記リンクの06:21から始まります。



Aufgabe 2

問題文が読み上げられている間に、必要な情報をマークしましょう。

Situationsbeschreibung
Ihr Studienfreund Martin möchte aus der Wohnung seiner Eltern ausziehen und sucht deshalb eine neue Wohnung. Er fragt Sie, wie lange die jungen Leute in Ihrem Heimatland bei ihren Eltern leben.

Aufgabenstellung
Beschreiben Sie,
- wann junge Menschen in Ihrem Heimatland von zu Hause ausziehen und
- warum sie ihr Elternhaus verlassen.
Quelle: TestDaF Modellsatz 02


問題文から得られる情報
  • 自分は大学の友人、Martinと話している
  • 彼は、実家を出て新しい住まいを探している
  • 自分(ich)の国で若い人はいつまで実家暮らしをしているかを、Martinは知りたい

回答に盛り込むべき内容
  • いつ、実家をでるのか
  • なぜ、実家からでるのか
この2つが、回答から漏れないように気をつけながら、1分間の準備時間に回答のメモを作成します。
日本の場合「大学進学を機に実家を出て一人暮らしする人が多い」とか「けれども、経済的な理由から実家に住み続ける人も多い」「ドイツのようなWG(シェアハウス)も若い人には人気」などが回答として考えられると思います。




MA2のポイント

相手に反応する
MAのすべての問題に共通して大切なことは、問題の状況にあった受け答えをすることです。その最たる例が、相手を"Sie"か"du"で呼ぶかになりますね。ここでは友人が相手なので"du"を使うことはもちろん、機械的に答えるのではなく実際に話している「体」でいいましょう。
Martin: Erzähl doch mal, wie ist das bei euch? Wann ziehen denn die Jugendlichen von zu Hause aus?
と聞かれるところから自分の回答が始まります。そこで、例えば
Ich: Ach, weißt du, Martin.. Bei uns in Japan.....
と始めれば、会話してるかのような自然な受け答えですよね。

テーマについて詳しくない時は
スポーツに全く興味が無いのに、どんなスポーツが人気なの?とか
日本の大学には行かず、直接ドイツの大学を目指していて、大学の費用について聞かれたりなど、
そのテーマに関して詳しい知識を持っていないことは十分ありえるでしょう。
その場合は、


  • ...(テーマ)... weiß ich leider nicht, weil .... Aber ich glaube / vermute, ...
  • Über ... (テーマ)... habe ich mir noch nie Gedanken gemacht. Wahrscheinlich ...
  • Ich kann mir jedoch vorstellen, ...

といった具合に、「自分よくわからないんだけど」オーラを醸しだしてから答えるようにしましょう。

関係のない話はしない笑

友人とのリラックスした会話だからと言って、例えば
「お前のその髪型変じゃない?」
「今日この後、なんか食べにいく?」
みたいな、全く関係のない話はやめたほうが良いかもしれません笑
仮にノリの良い採点官だったとしても、何十人という数の回答を採点していれば疲れて笑えないかもしれません。減点されることはないでしょうが。



MA2のトレーニング方法

1)自分の回答を録音し、自己採点する
2)回答を作文してみる
3)自信が持てるまで繰り返す
4)タンデム
5)映画やYoutubeでドイツの文化を知る
自分の国について話す場合、ドイツと比べてというのが一つの基準になると思います。特にYoutubeのEasy Germanは街頭インタビューを通じて実際に話されるドイツ語や文化、考え方について知ることができ、テーマも多岐にわたります。すべてのビデオはドイツ語の文字おこしと英語の字幕がついていて、楽しみながら生のドイツ語に触れられます。




まとめ



  • MA2のテーマは簡単だが、多岐にわたる
  • 友人と話しているかのようなリアクションから入る笑



それでは、Tschüss!!

0 件のコメント:

コメントを投稿