2016年9月21日水曜日

TestDaFを解く9 Mündlicher Ausdruck Aufgabe 7

Grüß Sie!!


Mündlicher Ausdruck Aufgabe 7 (以下、MA7) を今日は解いていきます。
今回でMündlicher Ausdruckの解説シリーズがひとまず、終了します。
Los geht's!!


MA7の概要

  • シチュエーション:informell
  • 対話の相手:友人
  • 対話の人数:1人
  • テーマ:日常的、個人的
  • 問の内容:友人への助言とその理由を述べる
  • 準備時間:1分30秒
  • 回答時間:1分30秒
  • レベル:TDN3


MA7 Rat geben und begründen


問題音声のリンク (時間は29:40から始まります)
http://www.testdaf.de/fileadmin/Redakteur/Audio_Video/TestDaF/Modellsatz02/ma_komplett.mp3

では、問題文が読まれている間に必要な情報をマークしていきます。

Situationsbeschreibung
Ihr Studienfreund Ole ist bei seinen Referaten immer sehr nervös. Er erzählt Ihnen, dass seine Hochschule ein Wochenend-Seminar mit dem Titel "Keine Angst vorm freien Sprechen" anbietet. Allerdings kostet dieser Kurs 200 Euro. Ole überlegt, ob er dieses Seminar besuchen soll und fragt Sie nach Ihrer Meinung.

Aufgabenstellung
Sagen Sie Ole, ob Sie es für sinnvoll halten, an dem Kurs teilzunehmen.Begründen Sie Ihre Meinung.

マークした情報をまとめると、
  • Oleはあがり症で、人前で話す時いつもすごく緊張する
  • 週末に大学主催のセミナーがあるが、200ユーロする
  • なので、Oleはいくべきか迷っている
  • 自分はOleがセミナーにいくべきか否かを助言する
  • 助言するときに、ノリではなくちゃんと理由をつける

友達の"Ole"と言われると、
サッカーファンはマンチェスター・ユナイテッドの背番号20が思い浮かんでしまいます笑
でも具体的にイメージした方が、実際に話してる感が出て
回答が自然な会話のテンポになるので、オススメです笑


回答を組み立てる

回答の構成要素
  1. Einleitung und eigene Meinung
  2. Begründung 
  3. Rat geben
以上がMA7の回答になります。


MA5との違い

MA5とMA7は両方共、「友人に助言する」という問題です。
しかし、MA5がTDN4なのに対し、MA7はTDN3レベルになります。
そのため、求められる課題がMA5よりも簡単になっています。
具体的には

  • MA7では、2つの立場 (pro und contra) からArgumenteを突き合わせる必要がない
  • MA7では、単純に一方の立場から (pro oder contra) のみ理由を述べるだけでいい
要は、あのEinerseits / Andererseitsみたいなの、ここでは特に必要ないんです。
自分のいいと思う方の立場をゴリ押しで構いません。
もちろんMA5のように、「両方の選択肢を検討した上で助言する」という型でも構いません。
ここでは、自分の立場ゴリ押し型で進めていきます。


自分の立場を決める

1分半の準備時間内には、まず自分の立場を決めてしまいます。
そして、その理由を考えていきましょう。

Oleはセミナーにいくべきだ。なぜなら、
  • 人前で話すことを学べる
    • テクニックやどうしたら上がらないか学べる
    • 自分の問題に対して専門家の助言がもらえる
  • 人前で話すことをトレーニングできる
    • 自分ひとりでは鏡に向かって話すくらいしかできない
  • 今後必要不可欠なスキルを学べる
    • 大学では自分の考えを発表する機会が多い
    • 優秀でも自分の考えを伝えられなければ意味がない
このくらい理由が集まれば良いでしょう
理由少ないと、最後時間が余って手持ち無沙汰になる&話すことなくて不安になるので
最低でも3つくらいは理由をメモしておきましょう。


1) Einleitung
Ole: Sag mal, glaubst du, der Kurs würde mir 'was bringen?
と聞かれたところから回答が録音されます。

Redemittel

  • Na ja, Ole...
  • Ach weißt du...
といった感じで始めます。

Redemittel (Meinung äußern)
  • An deiner Stelle würde ich ...
  • Könnte ich wählen, so würde ich ...
  • Wenn ich du wäre, ...
自分がOleの立場だったらということで、KonjunktivⅡを用います。


2) Begründung

先程も書いたようにここでは自分の立場をサポートするArgumenteだけで構いません。
Argumenteを列挙していくときに、"und"だけだと表現の幅が狭いので、

Redemittel
  • des Weiteren 
  • außerdem
  • Darüber hinaus
  • Hinzu kommt, dass...
などを使っていきましょう。

3) Fazit / Rat geben


最後に、今までの理由を踏まえてOleに助言します。

Redemittel

  • Deswegen würde ich dir raten, ... zu+Infinitiv.
  • Deshalb würde ich dir empfehlen, ... zu+Infinitiv.
  • Darum solltest du...

最後に時間が余ったら、

Sag mir Bescheid, wenn du eine Entscheidung triffst;)
とか付け加えておくと良いですね。


注意点

ここでの注意点は、他のAufgabeでもそうですが、
新しい設定を付け加えない
ということです。
例えば、
「あのセミナーやめといたほうがいいよ、講師がロクでもないから!」
とか、
「200ユーロは高いよね、バイト辞めたばっかだけどそんなお金あるの?」 
などなど、思わず「!!??」と聞いている採点官がなるような
新しい設定を付け加えないようにしましょう。
これをすると、
「自分の答えやすいように問題を変えている」
と捉えられてマイナスになりかねません。
問題文で与えられた設定の範囲内で力を発揮するようにしてください笑


まとめ

  • 自分の選んだ立場をサポートするArgumenteだけでいい
  • "KonjunktivⅡ"や"raten, ... zu+Infinitiv"を使って印象アップを狙う笑
  • 与えられた設定内で答える


これからのトレーニング方法


  • 一つ一つのAufgabeを自分が納得いくまで繰り返しトレーニングすることで、回答の型やそれぞれで求められている課題を叩き込む。
  • Modellsatz 03や、過去に実際に出題されたMusterprüfungを使って多くの問題に慣れる。これによって、時間内に考えをまとめる訓練ができるし、様々な内容に慣れる事ができる。
  • 試験形式に慣れるために、全てのAufgabeを通してやってみる。これにより、試験に必要な体力も養える。

今までも書いてきたように、自分の回答は録音して自己採点するのは絶対に行ってください。

トレーニングに必要なマテリアル

  • Modellsatz 03Modellsatz 02と同じくTestDaFのサイト上でダウンロードすることができます。
  • Musterprüfungは1から5まであります。amazonでも購入できますが、Goethe Institut Tokioの2階図書館にて借りることができます。



次回以降は、Schriftlicher Ausdruckについて解説していきます。
それでは、Tschüss!!

2016年9月20日火曜日

TestDaFを解く8 Mündlicher Ausdruck Aufgabe 4

Grüß Sie!!

9月20日にTestDaF T083を受験なさった皆さん、お疲れ様でした。
美味しいものを食べて、ゆっくりなさってくださいね。
次回のTestDaF T084は11月8日、年内最後の試験日程になります。
受験される皆さん、引き続き頑張っていきましょう。
今日は、Mündlicher Ausdruck Aufgabe 4 (以下、MA4)を解いていきます。


MA4の概要

  • シチュエーション:formell
  • 対話の相手:パネルディスカッションのパネラーと聴衆
  • 対話の人数:大勢
  • テーマ:学術的、科学的、政策など
  • 問の内容:提案のメリットとデメリットを吟味し、自分の意見と理由を述べる
  • 準備時間:3分
  • 回答時間:2分
  • レベル:TDN5


Aufgabe 4 begründet Stellung nehmen / Vor- und Nachteile abwägen

問題音声のリンク (時間は12:46から)

それでは問題文が読み上げられている間に、必要な情報をマークしていきます。

Situationsbeschreibung
Immer mehr Hochschulen in Deutschland möchten sich künftig ihre Studenten nach eigenen Kriterien auswählen. Sie wollen Tests und Auswahlgespräche einführen, um so die besten Studienbewerber zu finden. In einer Informationsveranstaltung an Ihrer Hochschule stellt die Gesprächsleiterin, Frau Prof. Tiele, dieses Vorhaben zur Diskussion. Sie möchten sich an dieser Diskussion beteiligen und melden sich zu Wort. Frau Prof. Tiele fragt Sie nach Ihrer Meinung.

Aufgabenstellung
Nehmen Sie Stellung zu diesem Plan:
- Wägen Sie die Vorteile und Nachteile dieses Plans ab.
- Begründen Sie Ihre Zustimmung oder Ablehnung.

以上から
  • 今後、独自の基準で学生を選ぼうとする大学が増える
  • 最高の進学希望者を選ぶため
  • 自らの大学のイベントにてFrau Prof. Tieleがこの計画を議論に
  • このプランのメリットとデメリットを提示する
  • 自分の意見、賛成か反対かをのべ、その理由を添える
ということがわかりました。


sich entscheiden und Argumente auflisten

3分の準備時間内に
  1. 賛成か反対か
  2. その理由
  3. 提案のメリット
  4. 提案のデメリット
を考えなくてはいけません。

ここでも"T-Notes"を用いて、Argumenteを挙げていきましょう。

pro
  • besser auswählen
  • Std. kann vorbereiten & sich damit besser auskennen
contra
  • kostet extra
  • System komplizierter  

メモを取る際には、Abkürzungを用いるのですが、あとで自分がわかるように!笑
proとcontraそれぞれに、最低でも2つ、できれば3つ以上のArgumenteを挙げましょう。


回答を組み立てる

MA4の回答の一番簡素なパターンは
  1. Einleitung & eigene Meinung darstellen
  2. Argumentieren & Beispiele
  3. Fazit
です。

回答の型はいたってシンプルです。
自分はその提案に[賛成 / 反対]です。
確かにその提案は[Argumente für / Argumente gegen] です。
しかし、[Argumente für / Argumente gegen]です。
それゆえに、私は[賛成 / 反対]です。
回答の型はこれだけで十分です。


1) Einleitung & eigene Meinung äußern
Frau Prof. Tiele: Wie denken Sie denn darüber, dass die Hochschulen sich ihre Studierenden selbst auswählen wollen?
と話を振ってくれたら、感じの良い微笑みを浮かべて(笑)
Ich: Vielen Dank Frau Prof. Tiele, dass Sie mir das Wort erteilen.
と言って話し始めましょう。

そして、まず自分の意見をはっきりと示します。
賛成なのか、反対なのか。
これで「いっぱいArgumente羅列したけど、結局どっちなのか聞いててわからない」
という一番切ないミスを防ぐことができます。

Redemittel
  • Ich halte das für...
  • Ich bin der Meinung / Meiner Meinung nach / Nach meinem Ermessen
  • Meines Erachtens
  • Ich bin davon überzeugt, 


2) Argumentieren und Beispiel nennen

MA5でArgumentierenについて触れたように、
  • pro1 => contra1, pro2 => contra2, pro3 => contra3...
  • pro1 => pro2 => pro3, contra1=> contra2 => contra3
どちらの方法でも構いません。

Redemittel
  • einerseits / andererseits
  • auf der einen Seite / auf der anderen Seite
  • zwar / aber
  • demgegenüber
  • allerdings
  • jedoch
  • trotz + Genitiv / trotzdem
  • obwohl / obzwar


3) Fazit 
自らのArgumentierenを理由として、最後に再度自らの立場を示します。

Redemittel
  • Aus den oben genannten Gründen stimme ich dem Vorschlag zu.
  • Infolgedessen lehne ich den Vorschlag ab.
気をつけるべきは、
  • zustimmen + Dativ
  • ablehnen + Akkusativ
です。他にも、2つを混同して
  • ich stimme ab
  • ich lehne zu
となってしまわないように気をつけましょう。


MA4の評価のポイント

  • Argumenteの数ではなく、以下に論理的に組み立てることができるかが重要
  • Argumenteにも、理由付けと具体例を示すことによってわかりやすくする
  • "nachvollziehbar"かどうか 


トレーニング方法

  1. 自分の回答を録音し、自己採点する
  2. 回答を作文してみる
  3. 同じ問題を自信が持てるまで繰り返す
  4. Deutsch Perfektを使ってArgumentierenの特訓をする!
私自身、Argumentierenは特に力を入れてトレーニングしました。
MA5で紹介したDeutsch Perfektを用いたトレーニングの他にも
色々なテーマを持ち寄って友達とArgumentierenをしたりもしました。
Deutsch Perfektのテーマを使って自分でArgumentieren


まとめ

  • シンプルに、聞き手がわかりやすいように回答を組み立てる
  • nachvollziehbarかどうか
  • Argumentierenが苦手ならDeutsch Perfektを使ってトレーニング


それでは、Tschüss!!

2016年9月19日月曜日

TestDaFを解く7 Mündlicher Ausdruck Aufgabe 6

Grüß Sie!!


今日は、Mündlicher AusdruckのAufgabe 6(以下、MA6)を解いていきます。
この問題のレベルは、TDN5、つまり7つある中で一番難しいものの一つになります。
ですが、対策をすればしっかり点数を取れる問題だと思います。


MA6の概要

  • シチュエーション:formell / halbformell
  • 対話の相手:教授や講師と他の学生
  • 対話の人数:数人
  • テーマ:学術的、科学的
  • 問の内容:グラフの解釈、原因と今後起こりうることを推測する
  • 準備時間:3分
  • 回答時間:2分
  • レベル:TDN5


Aufgabe6 Interpretation der Grafik - Grund und Folge -

Quelle: TestDaF Modellsatz 02より抜粋

問題文が読み上げられている間に、この問題のシチュエーション、扱われているテーマや問の内容などをマークしていきましょう。

Situationsbeschreibung
In Ihrem Wirtschaftsseminar geht es heute um die Veränderung im Bereich Erwerbstätigkeit in Deutschland. Ihre Dozentin, Frau Dr. Maier hat eine Grafik verteilt, die zeigt, in welchen Wirtschaftsbereichen die Menschen arbeiten. Frau Dr. Maier bittet Sie, Ihre Überlegungen zu Gründen der bisherigen Entwicklung und zur zukünftigen Entwicklung vorzutragen.

Aufgabenstellung
Nennen Sie mögliche Gründen für die dargestellte Entwicklung.
Stellen Sie dar, welche Entwicklung Sie für die Zukunft erwarten.
Begründen Sie Ihre Überlegungen anhand der Grafik.
Quelle: TestDaF Modellsatz 02

以上の情報をまとめると、
  • 経済学のゼミにて
  • 職業の変遷について
  • 講師は、Frau Dr. Maier 
  • どうしてグラフのような推移を辿ったのか原因を推測する
  • グラフが今後どのように推移していくかを考える
これですべきことを把握できました。


回答を組みたてる

MA6の回答を構成するのは簡単に以下の3つになります。
  1. グラフから情報を簡単にまとめる (Zusammenfassung)
  2. 理由 (Grund)
  3. 今後 (Folge)

注意点は、ここではグラフの描写は求められていないということです。
MA3では、Grafikbeschreibungが課題でしたが、
MA6の課題はInterpretation der Grafikです。
これを混同しないようにしましょう。

なので、グラフの情報をさくっと簡単にまとめて、
Grund und Folge を説明することにたっぷりと時間を使いましょう。


1) Zusammenfassung
  • グラフのテーマ
  • グラフが扱っている期間
  • 大まかな傾向や着目点
  • Grund und Folgeに使える情報
等を、さくっとまとめましょう。サクッと。
絶対にグラフのAufbauを細かく描写しないでくださいね。
時間がかかるばかりか、求められている課題ではないため、点数がもらえません。

Redemittel
  • Die Grafik stellt die Entwicklung der (Genitiv) dar. (グラフのテーマ)
  • Aus der vorliegenden Grafik geht hervor, dass... (何が読み取れるか)
  • Den Daten der Grafik kann man entnehmen, dass... (なにが読み取れるか)
  • Die Grafik weist die steigende Tendenz auf. (大まかな傾向)

もちろん、いきなり話し始めるのではなく、
Frau Dr. Maier: Würden Sie uns bitte Ihre Überlegungen vortragen?
と話を振られているので、
Ich: Ja, gerne, Frau Dr. Maier. Dir Grafik....
と、相手に反応してから自分の回答を始めていきます。


2) Gründe (retrospektiv)
例えば、

  • 機械による労働の効率化。機械に仕事を奪われた。
  • サービス産業に従事ほうが稼げるから。
  • 教育を受けることで職業選択の幅が広がった。
  • EUにより、安い農産物が輸入されるようになった。

など、思いついた理由をあげていきます。少なくとも2つは挙げたいところです。

Redemittel
  • vermutlich....
  • Die Entwicklung lässt sich darauf zurückzuführen, dass....
  • Die Preise steigen. Das ist auf die steigende Löhne zurückzuführen.
  • Eine weitere Ursache könnte ... sein.
  • Es dürfte auch eine Rolle spielen, dass...


3) Folge (prospektiv)
さて、MA6の一番難しい部分です。
Redemittelの紹介からいきます。

Redemittel
  • Aufgrund der Daten kann man davon ausgehen, dass...
  • Diese Entwicklung könnte dazu führen, dass...
  • Steigende Löhne haben Steigende Preise zur Folge.
回答例としては、

  • 賃金が良いためサービス業従事者はこれからも増え続けるのではないか
  • 教育が重要になり、専門分野がないと職につけないのではないか
  • ロボットの導入でサービス産業従事者もへるのではないか

といったことが考えられるでしょうか。(なんとかひねり出しました。。。)


Folgeの注意点: weitere Entwicklung と Konsequenz

AufgabenstellungのFolgeに関する部分は2つのパターンが有ります。
最初その2つの違いが私はわかりませんでした。

例えば、「移民」というテーマで
グラフから「ドイツに移民が増えている」ということがわかったとします。
このFolgeを求められた場合、2つのパターンがあります。

1) Konsequenz / Auswirkung (このことから起こりうる事、与える影響)
  • 移民の受容のためによりたくさんのドイツ語教師が必要になる。
  • 移民の統合は文化的背景の違いから難しさもはらんでいるため、イギリスのように世論が分断する。

2) weitere Entwicklung (今後移民の数はどのように推移していくか)
  • 移民は増え続けるが、その速度は減少するのではないか。
  • 移民の数が減っていくのではないか。


今回扱ったModellsatz 02では、どちらが問われているでしょうか?
Konsequenzではなくて、weitere Entwicklungが問われています。

Modellsatz 02 Aufgabenstellung
Stellen Sie dar, welche Entwicklung Sie für die Zukunft erwarten.

一方で、Modellsatz 03ではAuswirkungが問われています。

Modellsatz 03 Aufgabenstellung
Stellen Sie mögliche Auswirkungen dieser Entwicklung dar.
Quelle: TestDaF Modellsatz 03 

両者を混同しないように注意しましょう。


まとめ

  • Grafikbeschreibungではなく、"Interpretation"である
  • 問われているのは"Grund"と"Folge"
  • Folgeで問われているのは"weitere Entwicklung"か"Konsequenz"のどちらか
  • 評価されるのは、回答の内容ではなくその構成(間違っていいからひねり出す!)


それでは、Tschüss!!

2016年9月16日金曜日

TestDaFを解く6 Mündlicher Ausdruck Aufgabe 5

Grüß Sie!!


今日は、Mündlicher AusdruckのAufgabe 5 (以下、MA5) を解いていきます。
TestDaFで特に問われる、"Argumentieren"にここから踏み込んでいきます。
Los geht's!!


MA5の概要

  • シチュエーション:informell
  • 対話の相手:知り合いや友人
  • 対話の人数:1人
  • テーマ:個人的なテーマ
  • 問の内容:2つの選択肢のメリットとデメリット指摘、助言とその理由を述べる
  • 準備時間:2分
  • 回答時間:1分30秒
  • レベル:TDN4


Modellsatz 02 MA5 

TestDaF Modellsatz 02 問題
http://www.testdaf.de/fileadmin/Redakteur/PDF/TestDaF/Modellsatz_02/modellsatz_02_ma.pdf
TestDaF Modellsatz 02 音声 ( 18:58から始まります )
http://www.testdaf.de/fileadmin/Redakteur/Audio_Video/TestDaF/Modellsatz02/ma_komplett.mp3

問題文が読み上げられている間に、必要な情報をマークしましょう。

Situationsbeschreibung
Ihr Freund Steffen muss während seines Studiums ein Praktikum machen. Er hat zwei Möglichkeiten: Steffen kann das Praktikum entweder in der Firma seiner Eltern absolvieren. Oder er macht sine Praktikum in einem anderen Betrieb. Steffen fragt Sie nach Ihrer Meinung.

AufgabenstellungSagen 
Sie Steffen, wozu Sie ihm raten
- Wägen Sie Vorteile und Nachteile der beiden Möglichkeiten ab. 
- Begründen Sie Ihre Meinung.
Quelle: TestDaF Modellsatz 02

これらの情報をまとめると
  • 友人のSteffenと話している
  • 彼は在学中のPraktikumを親の会社でするか、他でするか迷っている
  • 彼に助言をする
  • 2つの可能性のメリット、デメリットを説明する
  • 助言の理由を述べる
これで、何をすべきかが理解できました。


どのように回答を組み立てるか

構成要素

MA5の回答は簡単に3つの要素からなります。
  • 助言(一つの選択肢を選ぶ)
  • 助言を理由付ける
  • メリットとデメリットを考える
これらをどのような順番で述べるかは自由です。
例えば英語で一般的な
  1. 意見(助言とその理由)
  2. メリットとデメリット(主張をサポートする)
  3. 意見をもう一度繰り返す
という形でもいいですし、
  1. メリットとデメリット
  2. 自分の意見(助言とその理由)
でも構いません。
個人的には、最初に意見を言うことで自分の立場をはっきりさせる事ができると考えています。
この方法なら時間切れで問の要件が満たせないということはありません。

Argumenteieren

これも2つ方法があります。
  1. メリットを全て挙げた後に、デメリットを挙げる
  2. メリットとデメリットを1つずつ交互に挙げる方法
1の方法のほうが話しやすく聞き手も考えをフォローしやすいですが、
2の方法では回答を組み立てるためによりたくさんのRedemittelを用いることができるため、表現の豊富さをアピールすることができます。


回答の手順

1) Vor- und Nachteileを羅列する

問題用紙の余白部分に"T"を書いて左にVorteile、右にNachteileを列挙していく。
これは"T-Notes"という方法ですが、そんな大げさなものではないです。
(T-Notesに興味がある方はググってみてください笑)
問題は、ここでどれだけアイデアが思い浮かぶか。意外と時間が足りません。

2) 自分の立場をはっきりさせる

このブログでは最初に自分の意見を言う方法をオススメします。

Redemittel

  • Tja Steffen, so spontan weiß ich auch nicht, wozu ich dir raten soll. Lass mich kurz überlegen. Ähm meiner Meinung nach solltest du das Praktikum bei deiner Eltern machen, weil ....
とか、

  • Ach Steffen, an deiner Stelle würde ich ....

などのRedemittelが使えます。

他にも

  • ich glaube, dass
  • Probier doch mal ...
  • Warum versuchst du nicht, ... zu+Infinitiv?
  • Es wäre besser, ... zu+Infinitiv.
  • Ich rate dir, ... zu+Infinitiv.
と言ったものが助言の際に使えるRedemittelの例になります。

"dass"や"ob"や"wenn"に続くNebensatzは使い慣れている方が多いと思いますが、
"zu+Infinitiv"は形がきれいなので使えたらポイント高いです。

また、理由をしっかり述べる(begründen)ことを忘れないようにしましょう。


3) Argumentierenに使えるRedemittel
  • Einerseits ... Andererseits...
  • Auf der einen Seite ... Auf der anderen Seite ...
  • Zwar ... Aber ...
  • Keineswegs ... Vielmehr ....
  • Zum einen ... Zum anderen
これらを用いることで、VorteileとNachteileをつなぐことができます。
また、標識の役割を果たしているので、聞き手も回答の流れを追いやすくなります。

では、Vorteile同士を繋ぐ場合はどうでしょうか?
代表的なのは"und"ですが、多用しすぎないように、表現に幅をもたせましょう。
  • Außerdem ...
  • Hinzu kommt, dass ...
  • Darüber hinaus ...
  • zudem
  • zugleich
  • des Weiteren
といったものが、"und"の代わりに使うことができます。
自分の回答を録音して聞いてみて、「"und"ばっかり使ってしまう」という方は
是非意識的に言い換えてみてください。


トレーニング方法 

  1. 自分の回答を録音し、自己採点する
  2. 回答を作文してみる
  3. 同じ問題を自信が持てるまで繰り返す
  4. Deutsch Perfektを使ってArgumentierenの特訓をする!
TestDaFではSchriftlicher Ausdruckと
Mündlicher AusdruckのAufgabe 4と5でArgumentierenが求められます。
この力をドイツの大学が大切にしていることがわかりますが、
私達日本人が苦手とする部分でもあります。

そこで、参考になるのが他の人がArgumentierenしているのを真似することです。
ドイツ語学習者向けの雑誌"Deutsch Perfekt"に"Debatte"というコーナーがあります
(去年までは、"Ja oder Nein?"という名前でした)。
これはあるテーマに対して賛成、反対の双方の立場からArgumentierenを行っています。
内容は科学的なものが多いのですが、話の組み立て方がとても参考になります。
日本でもGoethe Institutの2階図書館にバックナンバーが揃っているので
是非活用してみてください。

Quelle: Deutsch Perfekt 4/2014

まとめ

  • 回答の組み立ては、最初に結論をいう(助言する)のがオススメ
  • raten, zu+InfinitivなどNebensatz以外の形も使う
  • "und"だらけにならないように、表現に幅を持たせる
  • "Deutsch Perfekt"でArgumentierenの組み立てを学ぶ


それでは、Tschüss!!

2016年9月14日水曜日

TestDaFを解く5 Mündlicher Ausdruck Aufgabe 2

Grüß Sie!!
Aufgabe 2(以下、MA2と表記します)を解いていきます。
グラフは出てきませんし、誰かを説き伏せる必要もありません。
ごく僅かなポイントさえ抑えれば、かなり自由に話せる、ストレスの少ない問題です。
リラックスして準備していきましょう。



MA2の概要

  • シチュエーション:informell
  • 対話の相手:友人や大学の知り合いなど
  • 対話の人数:1人
  • テーマ:自分の国にまつわる簡単かつ日常的なもの、ドイツとの比較
  • 問の内容:自分の国にまつわること、自分の体験を紹介する
  • 準備時間:1分
  • 回答時間:1分
  • レベル:TDN3



私が受験した時の出題例(うろ覚えですが)

  1. 大学構内のベンチと話しているあなた。今日はドイツの文豪たちについて話しています。そんな折、友人のフランクがあなたに、「君の国で有名な作家って誰がいるの?」と聞いてきました。
  2. 食堂で友人ランチをしている時、友人のパウルが「君の国にはどんなことわざがあるの?」と訪ねてきました。あなたの国のことわざを挙げて、その意味とどのように使うかを答えなさい。
という、すごい角度からテーマがきて、若干焦りました。
そう、このMA2はテーマが広すぎるんです。予測がつきません。それが唯一の難点と言えるでしょうか。
ですが、自分の体験や自分の国について紹介するというのは、よくあるシチュエーションですので、慣れている方も多いのではないでしょうか。

では実際に問題を見ていきましょう。今回もTestDaFのHPに公開されているModellsatz 02を使用します。問題の音声は下記リンクの06:21から始まります。



Aufgabe 2

問題文が読み上げられている間に、必要な情報をマークしましょう。

Situationsbeschreibung
Ihr Studienfreund Martin möchte aus der Wohnung seiner Eltern ausziehen und sucht deshalb eine neue Wohnung. Er fragt Sie, wie lange die jungen Leute in Ihrem Heimatland bei ihren Eltern leben.

Aufgabenstellung
Beschreiben Sie,
- wann junge Menschen in Ihrem Heimatland von zu Hause ausziehen und
- warum sie ihr Elternhaus verlassen.
Quelle: TestDaF Modellsatz 02


問題文から得られる情報
  • 自分は大学の友人、Martinと話している
  • 彼は、実家を出て新しい住まいを探している
  • 自分(ich)の国で若い人はいつまで実家暮らしをしているかを、Martinは知りたい

回答に盛り込むべき内容
  • いつ、実家をでるのか
  • なぜ、実家からでるのか
この2つが、回答から漏れないように気をつけながら、1分間の準備時間に回答のメモを作成します。
日本の場合「大学進学を機に実家を出て一人暮らしする人が多い」とか「けれども、経済的な理由から実家に住み続ける人も多い」「ドイツのようなWG(シェアハウス)も若い人には人気」などが回答として考えられると思います。




MA2のポイント

相手に反応する
MAのすべての問題に共通して大切なことは、問題の状況にあった受け答えをすることです。その最たる例が、相手を"Sie"か"du"で呼ぶかになりますね。ここでは友人が相手なので"du"を使うことはもちろん、機械的に答えるのではなく実際に話している「体」でいいましょう。
Martin: Erzähl doch mal, wie ist das bei euch? Wann ziehen denn die Jugendlichen von zu Hause aus?
と聞かれるところから自分の回答が始まります。そこで、例えば
Ich: Ach, weißt du, Martin.. Bei uns in Japan.....
と始めれば、会話してるかのような自然な受け答えですよね。

テーマについて詳しくない時は
スポーツに全く興味が無いのに、どんなスポーツが人気なの?とか
日本の大学には行かず、直接ドイツの大学を目指していて、大学の費用について聞かれたりなど、
そのテーマに関して詳しい知識を持っていないことは十分ありえるでしょう。
その場合は、


  • ...(テーマ)... weiß ich leider nicht, weil .... Aber ich glaube / vermute, ...
  • Über ... (テーマ)... habe ich mir noch nie Gedanken gemacht. Wahrscheinlich ...
  • Ich kann mir jedoch vorstellen, ...

といった具合に、「自分よくわからないんだけど」オーラを醸しだしてから答えるようにしましょう。

関係のない話はしない笑

友人とのリラックスした会話だからと言って、例えば
「お前のその髪型変じゃない?」
「今日この後、なんか食べにいく?」
みたいな、全く関係のない話はやめたほうが良いかもしれません笑
仮にノリの良い採点官だったとしても、何十人という数の回答を採点していれば疲れて笑えないかもしれません。減点されることはないでしょうが。



MA2のトレーニング方法

1)自分の回答を録音し、自己採点する
2)回答を作文してみる
3)自信が持てるまで繰り返す
4)タンデム
5)映画やYoutubeでドイツの文化を知る
自分の国について話す場合、ドイツと比べてというのが一つの基準になると思います。特にYoutubeのEasy Germanは街頭インタビューを通じて実際に話されるドイツ語や文化、考え方について知ることができ、テーマも多岐にわたります。すべてのビデオはドイツ語の文字おこしと英語の字幕がついていて、楽しみながら生のドイツ語に触れられます。




まとめ



  • MA2のテーマは簡単だが、多岐にわたる
  • 友人と話しているかのようなリアクションから入る笑



それでは、Tschüss!!

2016年9月13日火曜日

TestDaFを解く4 Mündlicher Ausdruckを解く!Aufgabe3 続き

Grüß Sie!!


Mündlicher Ausdruck Aufgabe 3(MA3)
今日は続きになります。
前回、問題のシチュエーションと問(Augabenstellung)を確認しました。
今回は早速グラフを見ていきます。


グラフ

Quelle: TestDaF Modellsatz 02 より抜粋

2つのグラフはそれぞれ、

  • 1990年から2000年におけるドイツの学生数の推移
  • 2000年冬学期の専攻別学生数

を表しており、2つのグラフが関連を持っていることがわかります。
では、個々のグラフを見ていきます。


ひとつ目のグラフの構成(Aufbau)


  • タイトル:Studierende an deutschen Hochschulen in Millionen
  • 縦軸(vertikale Achse):学生数(100万人)
  • 横軸(horizontale Achse):期間(Zeitraum)
  • グラフの種類:Liniendiagramm
これらの情報から
  1. 何を示したグラフなのか?(テーマは?比較の対象は?)
  2. 情報はどのように提示されているか?(パーセント?万人?期間は?)
  3. 出典は?(個々最近のTestDaFでは表記されていないため必要ない)
といった情報を読み取る必要があります。


ひとつ目のグラフの重要な情報を見つける(Zusammenfassung)

聞いている他のクラスメートたちがこのグラフを聞いてわかるように説明していきます。
とは言っても、全ての情報を盛り込むのは時間からして不可能です。
なので、一目見た時に飛び込んでくる情報、"Eckdaten"に注目しましょう。
例えば、
  • Anfang / Ende (始まりと終わり)
  • Höhepunkt / Tiefpunkt (最大と最小)
  • größte Steigerung / größter Rückgang (大きな変化)
  • Tendenz (傾向)
などが挙げられます。

出典:TestDaF Modellsatz 02 より抜粋、加筆

ここでは、図の赤で示した部分がこのグラフのEckdatenになります。


ふたつ目のグラフの構成(Aufbau)

  • タイトル:Studierende im Wintersemester 2000/01 nach Fächergruppen in Tausend
  • 縦軸:専攻グループ
  • 横軸:学生数
  • グラフの種類:Balkendiagramm


ふたつ目のグラフの重要な情報を見つける

出典:TestDaF Modellsatz 02 より抜粋、加筆

一番多い値と一番少ない値は簡単に見分けられます。
時間との兼ね合いですが、他には「2番めに多い値」や、グループ間の比較をします。


Grafiken verbalisieren

それでは情報を言語化していきます。
そのために必要なRedemittelを見ていきましょう。

Aufbau der Grafiken
Thema
  • Das Thema der Grafik ist ...
  • Die Grafik liefert Informationen darüber, ...
  • Die Statistik gibt Auskunft, was ...
  • Die Statistik stellt ... dar.
  • Die Grafik zeigt ...
Zeitraum
  • im Zeitraum von ... bis ...
Art und Weise
  • Die Informationen sind in Prozent angegeben.
  • Die Angaben sind in absoluten Zahlen dargestellt.
  • Die vorliegende Grafik zeigt ... in Prozent.

Zusammenfassung
die wichtigsten Informationen zusammenfassen
  • am meisten
  • Die wenigsten ...
  • An erster Stelle steht ...
  • An zweiter Stelle folgt ...
  • Im Vergleich zu ... ist die Zahl der ... deutlich höher / niedriger. 
  • Auffallend ist, dass ...
  • Die Tendenz ist steigend / abnehmend.
Statistik
  • Der Anteil / Die Zahl beträgt im Jahr 2016 50% / 600.
* betragen, er beträgt, betrug, hat betragen
  • Der Anteil / Die Zahl liegt im Jahr 2016 bei 50% / 600. 
* liegen, er liegt, lag, hat gelegen

Entwicklung (Positiv)
  • Der Anteil ist von 5% auf 18% um 13% gestiegen. 
  • Die Zahl hat sich zwischen 2006 und 2012 um 50% erhöht.
  • ... hat sich im Zeitraum von 2006 bis 2012 verdreifacht.
Entwicklung (Negativ)
  • ... ist in den letzten Jahren von 60% auf 40% gesunken.
  • ... ist in den Jahren 1970 bis 2000 um 20% zurückgegangen.
  • ... hat sich von 2006 bis 2012 halbiert. 
  • ... hat sich um ein Drittel verringert.
Fazit
  • Zusammenfassend kann man sagen, dass ....
  • Insgesamt kann man sehen, ...
  • Daraus lässt sich schließen, 


MA3にてよくあった個人的失敗と対処法

時間配分の失敗
1)Aufbauに時間をかけ過ぎて、Zusammenfassungが疎かになる
原因は、丁寧に描写しすぎるためか、難しく考えすぎて複雑な文章構造を考えながら話すためでした。
これには、グラフが何を示したものかを一言で説明するトレーニングを行い、Aufbauにかかる時間を短縮することを目指しました。

2)グラフが2つある場合に一つ目のグラフに時間をかけすぎる
2つのグラフを同じくらい丁寧に描写することが理想ですが、実際にはメインとなるグラフに注力し、もう一つのグラフは簡潔に説明するという作戦を私は取りました。Modellsatz 02の場合は、ゼミのテーマが「ドイツの学生数の推移」ですので、"Studierende an deutschen Hochschulen in Millionen"の方を私ならより細かく説明します。
この方法はあくまで一つの作戦に過ぎませんので、どちらもしっかりと説明できるに越したことはありません。

ブラックアウト
試験中は否が応でも緊張します。そのため、なにも喋ることができなくなることは決して珍しくないそうです。私も実際に本番の形式で模擬試験を行った時に「何もしゃべれなくなって」しまいました。それは、2つ出題されたグラフのどの情報を伝えるべきか、自分の中で情報の取捨選択ができなかったためでした。
そのようなときに助けになるのが、”Eckdaten”になります。EckdatenRedemittelを組み合わせれば形になり評価ももらえるので、本番は気楽に構えることができました。


トレーニング法

1)自分の回答を録音し、自己採点
2)回答を紙に書く
3)自分の回答を聞いてグラフを書いてみる:要点が抑えられているかチェックできる
4)グラフが何を伝えているか一言でまとめる

これらのトレーニングを行いながら、Redemittelを記憶に定着させていきましょう。
他にも、私は友人とお互いにグラフを説明しあったりもしました。そこから自分が細かく説明しすぎる傾向があることがわかり、簡潔に説明する友人の方法を参考にしました。


まとめ

  • 時間配分に注意し、情報を取捨選択する
  • Aufbauでは内容、期間、単位を簡潔にまとめる
  • Zusammenfassungでは"Eckdaten"を手がかりにする


それでは、Tschüss!!

2016年9月10日土曜日

TestDaFを解く3 Mündlicher Ausdruckを解く!Aufgabe3

Grüß Sie!!


今日は"Tag der deutschen Sprache"というドイツ語の日らしいです。そんな日に言いたいことは「B2レベルで"Grafikbeschreibung"を扱うドイツ語の学習過程って本当にスパルタで好きです」ってことです。
引き続きTestDaFのMündlicher Ausdruck(MA)、
今回はAufgabe3(以下、MA3と表記します)"Grafikbeschreibung"を解いていきます。


MA3のトレーニングを早めに始める理由

1) MAの中でこれが一番難しいから笑
TestDaFを一緒に受験した友人たちも、このMA3や同じくグラフを扱うMA6(Aufgabe6)を難しいと感じる人が多かったです。早めに対策をしておく必要がありますが、私自身は最後までこのMA3が苦手でした。問題やノートを見返しながら、軽い頭痛を覚えつつこの文章を書いています。とにかく難しいMA3ですが、トレーニングすれば確実に「使える力」が手に入ります。

2) GrafikbeschreibungはSchriftlicher Ausdruckにも使えるから
MA3は書くか話すかの違いだけで、Schriftlicher Ausdruckの前半部分と似ているので、表現や語彙を使い回すことができます。時間の節約になります。


MA3の概要

  • シチュエーション:halbformell
  • 対話の相手:講師や教授、とクラスメート
  • 対話の人数:数名
  • テーマ:科学的、統計的
  • 問の内容:グラフの情報をまとめる
  • 準備時間:1分
  • 回答時間:1分30秒
  • レベル:TDN4
  • 注意点:解釈(Interpretation)ではなく、描写(Beschreibung)をする!
  • 注意点:グラフは1つだけとは限らない!
講師や教授に「このグラフを私達みんなに説明してもらえますか?」と話を振られ、
他の学生たちもいる中で、みんなにわかりやすいようにグラフを説明する
というのがこのMA3になります。

注目すべきは、準備時間の短さです。たった1分でグラフを把握し、それを説明するのってどうしても難しいです。ネイティブの方でも難しいって感じるそうです。
私が受験した際には、関連のあるグラフが2つ出されたため(グラフは1-2つ出題されます)準備時間が1分では足りず、回答時間に考えながら話さざるを得なくなりました。


実際に問題を見てみよう


TestDaF Modellsatz 02 Mündlicher Ausdruck Aufgabe 3
音声は9:15から始まります。
問題用紙の8-9ページを用意してください。

手順はどのAufgabeでも変わりません。
問題が読み上げられている間に必要な情報をマークします。

Situationsbeschreibung
Sie besuchen ein Tutorium für Studienanfänger. Heute soll über die Entwicklung der Studierendenzahlen in den letzten Jahren diskutiert werden. Die Tutorin, Susanne Gross, hat zwei Grafiken zum Thema "Akademischer Nachwuchs in Deutschland" ausgeteilt. Frau Gross bittet Sie, die Grafiken zu erläutern.
Augabenstellung
Beschreiben Sie zunächst den Aufbau der Grafiken.
Fassen Sie dann die Informationen der Grafiken zusammen.
Quelle: Mündlicher Ausdruck Modellsatz 02 (TestDaF)

 マークした情報から、

  • 自分は、Tutoriumというゼミのようなものに参加している
  • テーマはここ数年の学生数の推移について
  • 講師はFrau Gross
  • 問の内容は、グラフの構成(Aufbau)の説明と重要な情報を要約すること
ということがわかりました。
ここから実際にグラフを見ていくのですが、長くなるので2回に分けたいと思います。
問題をダウンロードして実際にグラフをご覧になってみてくださいね。


今日のまとめ

  • MA3は、レベルはTDN4だけれど、時間・課題の多さ・難しさから実質は最高難度
  • 対策は早めに始めるのがオススメ
  • グラフの解釈ではなく、グラフの情報を描写する
  • 問題文が読み上げられる間に情報をマークして、シチュエーションを理解する


それでは、Tschüss!!

2016年9月9日金曜日

TestDaFを解く2 Mündlicher Ausdruckを実際に解いてみよう Aufgabe1

Grüß Sie!!


前回は、Mündlicher Ausdruck(以下、MA)の対策として、Aufgabe1からAufgabe7までの全問の設問分析をしてみました。
今回は実際に問題を解いてみましょう!
また、トレーニングの際は前回の分析を何度も参考にしてください。

用意するもの

  1. ストップウォッチ
  2. TestDaF ModellSatz 02(印刷用のリンク音声のリンク
  3. 携帯電話などの録音機能
1) テスト会場には腕時計の持ち込みが許可されています。準備時間はいくら残っているのか、自分が話せるのは後どれくらいなのか、私自身は腕時計についているストップウォッチ機能で確認していました。テスト準備の際も常に時間を計りながら各設問の時間感覚を掴んでいきましょう。
2) TestDaFサイトには模擬テストが2つ無料公開されています。積極的に活用していきましょう。
3) MAの準備で一番効果的だと感じたのは、自分の回答を録音して聞くことです。私も「自分の声って思ってたより変」などと落ち込みますが、効果はあるので本当にオススメです!録音しているという緊張感から、メンタルも鍛えられます笑

Aufgabe1を解いてみる

「えっ、いきなり?」と思うかもしれませんが、習うより慣れろということでやってみましょう。
「ちょっとまだ準備が・・・」いいえ、完璧な答えはここでは要りません。

とにかくやってみましょう、準備はいいですか??

簡単におさらいすると、Aufgabe1では"Informationen einholen"することが求められます。
  • 対話の相手は1人
  • 相手のことは知らないため、呼称は"Sie"を用いる。
  • 話す内容は自己紹介電話の理由問い合わせの質問
  • 準備時間は30秒
  • 回答時間も30秒
  • レベルはTDN3、口の準備運動的な位置づけの簡単な問題。
それでは解いてみましょう。
上記のリンクに飛ぶと試験音声が流れます。音声の4分過ぎからAufgabe1がはじまります。
最初に問題文が読み上げられた後に準備時間が始まりその後、電話の音がして女性の声で
"Sprachenzentrum. Ingrid Weber, guten Tag."
と聞こえたところから、自分が話し始めます。もし、可能なら回答を録音してみてくださいね。

Aufgabe1を解いてみて

いかがでしたか?
結構緊張しませんでした?私は最初すごく緊張しました笑
そして、30秒という回答時間は思ったよりも短いことを思い知り、録音を聞いて自分が無意識に"ja..."ばかり言っていることに愕然としました笑(恥ずかしすぎて速攻で削除したくなりますが、データ残しておいてくださいね)

試験形式に早く慣れよう

落ち込んでいる皆さん、大丈夫です。まずはこの試験の形式に慣れることから始めましょう。TestDaFを受験するのはドイツ語に長く親しんでいる方が多いと思います。従ってうまく行かなかった理由は、「話せない」のではなくて、単純に「この形式に慣れていない」だけではないでしょうか。
他の試験、例えばGoethe-Zertifikatでは、受験者が二人一組で相談したり、プレゼンする様子をその場に居る試験官が採点する方式です。問題の意図がわからない場合、試験官に聞くこともできますし、内容がズレていれば質問しなおしてくれる場合もあります。制限時間も結構適当です。
しかし、TestDaFに於いては自分の回答に相槌を打ってくれる相手はいません。時間内に話し終えなければいけません。この、

  1. 誰も聞いてないのに、
  2. 時間に追われながら、
  3. 相手の返事をきかず、
  4. 機械に向かって一方的に話す
という形式がTestDaFのMAを難しくしています。
なので苦手意識は持たず、TestDaFの形式に慣れることを目指してトレーニングしていきましょう。一度慣れてしまえば、意外と簡単です。
そして、意外に話せたという皆さんはMAでTDN5目指しましょう!!

Aufgabe1の解説

実際に問題を見ていきます。ポイントになるのは以下の3つです。
  1. 問題文のマーキング
  2. メモを取る
  3. 回答のテンプレート

1) 問題文のマーキング -「状況を把握せよ!」-
問題用紙に印刷されている問題文がそっくりそのまま読み上げられます。この時に重要な情報をマークしましょう。試験会場にはボールペンの他にもマーカーの持ち込みが許可されています。読み返す時間はないので、一度で必要な情報を頭に入れます。
  1. 自分は誰か?
  2. 何をしようとしているのか?
  3. 誰と話しているのか?
  4. 何が問われているのか?
実際にやってみましょう。見やすいように、Schlüsselwörterだけマークしましょう。

Situationsbeschreibung
"Sie studieren an einer deutschen Hochschule und möchten neben dem Studium Ihr Deutsch in einem Sprachkurs verbessern. Sie rufen deshalb im Sprachenzentrum Ihrer Hochschule an." 
Aufgabenstellung
Stellen Sie sich vor.Sagen Sie, warum Sie anrufen.
Fragen Sie nach Einzelheiten zum Sprachkursangebot. 
Quelle: Mündlicher Ausdruck Modellsatz 02 (TestDaF)

 マークした情報を整理すると

  1. 自分はドイツの学生
  2. 語学コースでドイツ語の改善をしたい
  3. 語学センター(Sprachenzentrum)のおそらく受付
  4. 自己紹介、電話した理由、コースについて問い合わせの3つが問われている
これで状況が整理されましたね。
今回は、実際にドイツで大学に通い始めたらいかにも起こりそうな状況です。


2) メモを取る -「点数は話す前に決まっている!」-
自分が話す内容を全て文字起こししようと、「いかに早くメモを書くか」トレーニングしていたロシア人の友達を私は知っています笑
この設問にかぎらず、MA全問を通してそれは不可能なので要点をまとめる練習をしましょう。
私は頭のなかで考えていきなり話すタイプだったのですが、本番で点が取れなかったためメモを取る練習をしました。
効果は、
  • 話す内容が整理される
  • 回答漏れが防げる
  • (自分の字が汚くて読めなくて焦る、、orz)
など絶大でした。

それでは実際に話す内容を考えながらメモを取ります。
自己紹介、電話の理由は示された設定通りですので、メモは必要ないでしょう。
問題はドイツ語コースに関する問い合わせを自分で考えなくてはいけません。そしてこれを30秒で考えるのは意外と難しいのです。
なので、事前にある程度の枠組みを考えておくと役に立つかもしれません。たとえば、
  • 時:コースはいつから始まるか?何曜日?時間帯は?
  • カネ:コースの料金は?学生向けの割引はあるのか?
  • 人:コースの規模は?申し込みはどのようにするか?
  • もの:学術用語の語彙を増やす特別コースはないか?
などなど、様々な状況に対応できるように考える切り口を用意しておきましょう。ほかにも、いわゆる英語の5W1Hなどいろいろあると思います。
これらの切り口にそって、簡潔に質問内容をメモします。自分の理解できる範囲で、記号や省略も活用します。


3) 回答のテンプレートを活用する -Redemittel-
このような試験にはもはや欠かせないテンプレートを活用しましょう。
テンプレートがあることで聞き手も話の流れを追いやすくなります。
以下に例をいくつか挙げます。

自己紹介
a) Guten Tag. Mein Name ist Takeda.
b) Ich heiße Kohei Yamada.
気をつけたいのは、Mein Name ist + VornameはOK
Ich heiße Vornameはちょっと変だということ。
ベストなのは、a)でもb)でもVornameとNachnameを言うこと、そう、Vollnameです。
気をつけていないと"Ich heiße Yamada."って言いそうになりませんか?

電話の理由
Ich rufe an, weil ...
Ich möchte mich über ... informieren.
コースの問い合わせ
Ich würde gerne wissen, ...
Könnten Sie mir vielleicht sagen, ...
知らない人に電話で話すので、当然あれを使います。そう、Konjunktiv Ⅱです。
また相手はSieと呼びます。
例文の後には間接疑問文、indirekte Frageが続きます。


トレーニング方法その1 -納得できるまで何度も同じ問題に取り組もう!-

時間が足りない、言い間違え(文法、発音など)、何を言えばいいのかわからない、など最初のうちは満足いく回答はできないかもしれません。
納得の行く回答ができるまで、何度も同じ問題に取り組んでみてください。
必ず毎回録音してくださいね!



トレーニング方法その2 -録音した回答を自己採点してみよう!-

自分の回答を聞くことで、自分の回答の癖がわかります。
採点のポイントは以下になります。
  • 聞き手に聴きやすいか?:声のボリューム、発音
  • 聞き手にわかりやすいか?:話が飛んでいないか?話についていけるか?
  • シチュエーションを理解しているか?:相手をどう呼んでいるか?
  • 語彙:同じ言葉を多用していないか?状況にあった言葉を使えているか?
  • 文法など:相手が意味を理解できる範囲の、多少の間違えは問題ない。
  • 求められたことはできたか?:漏れているAufgabenstellungはないか?
以上のことを意識しながら自分の回答を聴いてみます。
その後新しい回答を録音してみましょう。
トレーニング1と2を何度か繰り返すだけで、驚くほど効果があります。


トレーニング方法その3 - 納得できる回答を一度書いてみよう! -

なかなかうまく話せないなと思ったら、自分にとっての模範解答を一度書いてみましょう。
落ち着いて一度文字に起こしてみることで、どのように回答を組み立てるかを整理できます。
以下は参考までに私が書いてみた回答です。模範解答ではありません。
ご自身の回答を作成する際のたたき台にしてください。
Guten Tag, mein Name ist Taro Yamada. Ich bin ausländischer Student Ihrer Hochschule und möchte einen Deutschkurs besuchen. Könnten Sie mir vielleicht ein paar Fragen dazu beantworten?
Ich würde gerne wissen, ob es einen speziellen Deutschkurs für die ausländischen Studierenden gibt.
Zudem hätte ich gern gewusst, wann solcher Deutschkurs stattfindet und was er kostet.
Außerdem möchte ich mich auch erkundigen, ob es eine Ermäßigung gibt.
Vielen Dank.
意識したことは、以下の3点です。
  1. 相手をしっかりと"Sie"と呼ぶ
  2. 丁寧になるようにKonjunktivⅡを用いる
  3. 文と文をつなぐために"Und"を多用しないようにいろいろな表現を使う
上の参考回答を、試験本番に私ができるかと聞かれると、「無理です」と即答します。初見の問題では、話しながら考えなければいけないこともあるでしょうから、口癖の"ja.."が口をついてくるでしょう。30秒にまとめようと思ったら、直接疑問文も混ざってきてしまうでしょう。質問を3つもできないかもしれません。


あることを理解してからMAが得意になった

何度も録音していると、電話相手のFrau Weberが友人のように思えてきませんか?笑
これは実は大事なことなんです。

えっ?何を言ってるの?と思いますよね。決して怪しいものではございません。
何を言いたいかというと、
現実は「機械に向かって回答を吹き込んでいるだけ」ですが
自分のテンションは「実際に相手と会話している」つもりになる!
これを意識しだしたら、MAが得意になりました。(嘘っぽいですが、本当です)

正しく話したい私達日本人は、試験になると緊張して、話に抑揚がなくなり、結果相手にとって聞き取りにくい回答になりがちです。
しかし、「問題に回答している」ではなく「誰かと話している」と考えると、
話を振られた時に、少し相槌を打って反応してみたり、話す抑揚やテンポが自然になります。
そのため、いかにも「TestDaFの問題解いてます」な回答よりも自然に聞こえ、理解しやすくなります。
いわゆる"authentisch"というやつです!


まとめ

  • 自分の回答を録音する
  • 問題文の必要な情報をマークする
  • シチュエーションの理解度で答えが決まる
  • 考えの整理にメモは有効
  • Redemittelを活用する、自分のお気に入りを覚えておく
  • 録音した回答を自分で採点してみる
  • 回答を録音→自己採点をある程度納得がいくまで繰り返す
  • 回答を書いてみるのも考えを整理するのに効果がある
  • 「さも、実際に電話で話しているかのように」を目指す


それでは、Tschüss!!

2016年9月4日日曜日

TestDaFを解く1 対策はMündlicher Ausdruckから始めよう!

Grüß Sie!


多くのTestDaF対策本が巷にあふれてはいませんが、日本でもアマゾンや東京赤坂にあるゲーテ・インスティトゥート2階図書館にてTestDaFの対策本を閲覧することができます。そして試験準備は必ずMündlicher Ausdruck(以下、MA)から始めましょう!!
今日はまず問題分析をしてみます。

MAから始める理由

TestDaFの受験を考えている方の多くは、すでにGoethe-Zertifikat独検をお持ちの方が多いと思います。試験の構成内容はTestDaFが他の試験と大きく異る点がこのMA、スピーキングテストの形式だと言われています。このテスト形式に慣れるために、まずMAの準備から始めましょう。

MAの準備を後回しにした結果

TDN3しか取れませんでした。Sprechenにそんなに苦手意識がなかったため、いけるだろうと甘く考えていたせいです。苦手なSchreibenにばかり時間をかけていたため、Sprechenの準備に時間が取れませんでした。

まず、問題の分析をしてみよう

TestDaFでは2つの能力が求められます。一つは、ドイツ語ができること。もう一つは、考えられること。それはMAでも同じです。試験中「隣の人、すごい話してるやん!」と思ってもそれが求められている内容に関係のないものであればスコアは伸びません。何について答えるべきか意識し、その方向からズレないようにしましょう。

問題の難易度の分布

MAは全部で7問。しかし、全てが同じ難易度というわけではありません。
http://www.testdaf.de/fileadmin/Redakteur/Bilder/TestDaF/02_TestDaF_im_Ueberblick/bild2_14.gif

試験官の前で話す一般的な試験では、最初に自己紹介などのウォーミングアップの時間がありますが、それにあたるのが1問目、レベルはTDN3です。
そして徐々に難しくなり、4問目と6問目がTDN5レベルでピークになります。

問題の内容

公式サイトに掲載されています。ざっと目を通してみてください。
http://www.testdaf.de/fileadmin/Redakteur/Bilder/TestDaF/02_TestDaF_im_Ueberblick/bild2_13.gif

それではそれぞれの問題を詳しく見ていきましょう。

Aufgabe1: Informationen einholen

  • 呼びかけ : フォーマル
  • 対話の相手 : 1人
  • 相手の属性 : 大学学生課の職員や語学学校の受付など
  • シチュエーション : 留学生の大学生活での一コマ
  • 内容 : 自己紹介、問い合わせの理由、問い合わせ
  • レベル : TDN3
  • 準備 : 30秒
  • 回答 : 30秒

Aufgabe2: Informationen aus Heimatland

  • 呼びかけ : インフォーマル
  • 対話の相手 : 1人
  • 相手の属性 : 友人や知り合いなど
  • シチュエーション:友人との会話
  • 内容 : 自分の国ではどうか、ドイツとの比較
  • レベル : TDN3
  • 準備 : 1分
  • 回答 : 1分

Aufgabe3: Grafikbeschreibung 

  • 呼びかけ : フォーマル(halbformell)
  • 対話の相手 : 数人
  • 相手の属性 : 教授や教師と他の生徒
  • シチュエーション : ゼミや授業中の教員との受け答え
  • 内容:グラフの情報を説明する
  • レベル : TDN4
  • 準備 : 1分
  • 回答 : 1分30秒
  • 注意点 : グラフを読み解くことは求められていない

Aufgabe4: Stellungnahme

  • 呼びかけ : フォーマル
  • 対話の相手 : 大勢の前で話す
  • 相手の属性 : 教授や専門家と参加者
  • シチュエーション : 討論会やパネル・ディスカッションで意見を述べる
  • 内容:提案のメリットとデメリットを吟味し、自分の意見とその理由を述べる
  • レベル : TDN5
  • 準備 : 3分
  • 回答 : 2分

Aufgabe5: Alternativen abwägen und Ratschlag

  • 呼びかけ : インフォーマル
  • 対話の相手 : 1人
  • 相手の属性 : 友人
  • シチュエーション : 2つの選択肢で悩んでいる友達に助言する
  • 内容:選択肢のメリットとデメリットを吟味し、自分の意見とその理由を述べる
  • レベル : TDN4
  • 準備 : 2分
  • 回答 : 1分30秒


Aufgabe6: Interpretation der Grafik - Grund und Folge 

  • 呼びかけ : フォーマル(もしくは、halbformell)
  • 対話の相手 : 数人
  • 相手の属性 : 教授や講師と他の学生
  • シチュエーション : ゼミなどの教授から、グラフを読み解くことを求められる
  • 内容:グラフから読み取れる現状を招いた理由と、今後起こりうることを推測
  • レベル : TDN5
  • 準備 : 3分
  • 回答 : 2分
  • 注意点 : グラフの構成などを説明する時間はないし、問われてもいない。

Aufgabe7: Rat geben und begründen

  • 呼びかけ : インフォーマル
  • 対話の相手 : 1人
  • 相手の属性 : 友人
  • シチュエーション : 友人との会話
  • 内容:助言とその理由を述べる
  • レベル : TDN3
  • 準備 : 1分30秒
  • 回答 : 1分30秒
  • 注意点 : 問5に似ているが、メリットとデメリットの比較は求められていない。

試験の雰囲気

機械(PC、iPad、ボイスレコーダーなど)に向かって回答を録音する、テストが実際にはどのように行われるのか、以下の動画の2:13〜2:39を御覧ください。使う機械は試験会場で異なります。

今日の内容まとめ

  1. 形式が特異さ故、試験準備はMAから始める
  2. 問題の難易度はばらつきがある
  3. それぞれの問題の分析をし、シチュエーションと問の内容する
  4. 機会を使った試験のイメージを掴む


それでは、Tschüs!!

2016年9月1日木曜日

ライナルツのセカンドキャリア

ドイツサッカーニュースの翻訳

レバークーゼン等で活躍し、昨シーズン限りで引退した元ドイツ代表のシュテファン・ライナルツ。今年の欧州選手権TV中継では試合後の分析コーナーなどで活躍していました。彼がセカンドキャリアに選んだのは新しい試合分析方法を提供するスタートアップ企業の設立。

彼の活躍を願い以下の記事を訳してみたいと思います。
2016年6月3日、90MiNに掲載されたAndre Oechsner氏の記事です。

Nach Karriereende: Stefan Reinartz hilft nun dem BVB und Joachim Löw


--以下、翻訳(訳し間違え可能性あり)--

引退後
シュテファン・ライナルツは今ボルシア・ドルトムントとヨアキム・レーブをサポートしている

27歳になったばかりでサッカーシューズを釘にかけたシュテファン・ライナルツ。体が日々プロ選手であることの負荷に耐えることができなかった、とエンゲルスキルヒェン生まれは語った。かつてのアイントラハト・フランクフルトの選手は今、第二のキャリアを始めようとしている。

バイヤー・レバークーゼン、1. FC ニュルンベルクそして1シーズンをアイントラハト・フランクフルトで過ごした後、シュテファン・ライナルツは一週間前に現役サッカー選手としてのキャリアを終えた。「引き金となったのは数多くの怪我でした。体中の至る所が軋んでいました。再び良くなるとは思えませんでした。」とビルト紙でライナルツは語った。

35歳になってまでピッチ上に立つために頑張っていたわけではないことは確かである。「私は他のことにも取り組んできました。例えば心理学の勉強を始めたり。しかしまぁ、こんなにも早く引退することは望んではいませんでしたが。」ヘルタ・ベルリンでプレーするイェンス・ヘーゲラーと共にライナルツはサッカーの後の人生に取り組んでいる。

「私たちは『インペクト(Impect)』という会社を立ち上げ、サッカーにおける新しいデータ収集の方法を開発しました。」ライナルツは誇らしげに「私たちは常々疑問に思っていました。どうしてボール支配率や一対一の勝率といった統計が試合の結果には反映されていないことが頻繁にあるのか。ベースとなるのは『敵を超える(Gegner überspielen)』という考え方です。どういうことかというと、シュートに至るまでに一人の選手またはチームが何人の敵選手を超えてプレーしたかを算出します。ブンデスリーガ全試合の86%においてこの値が良いチームは負けていないのです。」


彼の会社と共にライナルツは共感を得ている。このブンデスリーガ・デュオはすでに著名な顧客の協力パートナーの地位を手に入れた。「例えばドイツ代表とボルシア・ドルトムント。欧州選手権ではARD(ドイツ公共放送連盟)に私達のデータが使われます。」

--翻訳終わり--

本文に出てくる単語などを幾つかピックアップしてみたいと思います。
  • etwas an den Nagel hängen; 〜を釘にかける、〜を中途で放棄する
  • standhalten + Dativ; 〜に耐える、打ち勝つ
  • die Laufbahn; キャリア、経歴、陸上競技のコース、トラック
  • an allen Ecken und Enden; いたるところで
  • krachen; 轟音を響かせる、音を立てる
  • Daten erfassen; データを収集する
  • widerspiegeln; 像を映す、反映する
  • ermitteln; 調査して突き止める、算出する
  • die Grundlage; 根底、ベース
  • bei jemandem Anklang finden; 〜の共感を得る、〜の気に入る
  • etwas(Akk) an Land ziehen; 〜を自分のものにする
  • namhaft; 著名な、著しい

ライナルツたちが開発した"Packing"についてのImpect社オフィシャルの動画があるので、興味のある方は御覧ください。動画に出てくるミュラーの顔が可愛いです笑


それでは、Tschüs!!